2011年4月7日木曜日

平倉圭「『ゴダール・ソシアリスム』分析」、京都造形大学「アサダ・アキラ・アカデミア」開催!


『ゴダール的方法』刊行記念イヴェント第4弾のお知らせです。今回は京都! お相手は浅田彰! テーマはゴダール最新作『ゴダール・ソシアリスム』! 必見、必聴! このトークを見よ。

以下、会場の京都造形大学のウェブサイトに掲載されている情報を掲示いたします。

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本学大学院院長・浅田彰教授と比較藝術学研究センターによる先鋭的な公開講座『アサダ・アキラ・アカデミア』を開催いたします。今回は、小原真史氏と平倉圭氏をお迎えしての講座です。

■アサダ・アキラ・アカデミア —この人を見よ この映像を見よ—

小原真史
『カメラになった男 写真家 中平卓馬』
上映とトーク
モデレーター 浅田彰
・日時:2011年5月10日(火) 18:00-(20:00)
・場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス 望天館B-11(情報デザイン プロジェクトホール)
※入場無料 定員120名(当日先着順)

平倉圭
『ゴダール・ソシアリスム』分析
モデレーター 浅田彰
・日時:2011年5月21日(土) 15:00-(17:00)
・場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス 望天館B-11(情報デザイン プロジェクトホール)
※入場無料 定員120名(当日先着順)

【内容】
○小原真史『カメラになった男 写真家 中平卓馬』
1960年代から写真界の最先端を走るとともに、ゴダール評なども含む鋭い評論活動を展開してきた中平卓馬(1938年-)は、1977年9月11日に酔いつぶれて昏睡状態に陥り、意識は回復したものの言語と記憶に深刻な障害を抱えることとなる。それでも彼は写真を撮り続けた——というより、写真を撮ることで辛うじて生きてきたのだ。安易な意味づけや感情移入を削ぎ落とされたその写真は、不穏なまでの輝きで見る者を不意打ちするだろう。「キリカエ」展(大阪、Six)で近作が展示されるのを機に、小原真史が写真家にぴったり寄り添って撮った奇跡的ドキュメンタリー(2003年)を上映し、ますますアクチュアリティを増す中平卓馬という事件について語る。写真だけではない、およそアートに関心のあるすべての人間が体験すべき、これは決定的な事件である。

○平倉圭『ゴダール・ソシアリスム』分析
ジャン=リュック・ゴダール(1930-)は、1960年の『勝手にしやがれ』以来、映画界の最先端を走ってきた。1970年に入ってその疾走は中断したかに見えたが、とくにパレスチナ映画の失敗をめぐる省察を通じ、映画についてヴィデオで考察するといった新たな道が切り開かれ、それは20世紀末に『映画史』という巨大なモニュメントにまで到達する。その彼の最新作『ゴダール・ソシアリスム』は、全篇の早回し版がネット上にトレーラーとして公開されて上映前から話題となったが、いよいよこの映画が5月14日から京都シネマで上映され、先立って5月7日からゴダール映画祭が開催されるのを機に、ディジタル・ディヴァイスを駆使した映像の解析で新たな道を切り開きつつある平倉圭が、話題作『ゴダール的方法』の延長上で『ゴダール・ソシアリスム』を徹底分析する(フロイトの「徹底操作」という言葉にならって言えば)。映画のみならずアートやメディアに関心のあるすべての人へ。まずは映画館に駆けつけて圧倒的な音と映像の洪水に身をさらしたあと、この講座でそれがディジタル時代の鋭利なメスで徹底分析されるのを目撃していただきたい。

http://www.kyoto-art.ac.jp/graduate/information/110404-002135.html

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上記の浅田さんの紹介文にあるとおり、5月14日(土)から京都シネマにて『ゴダール・ソシアリスム』が上映されます。今回のトークは、その作品の分析が中心になります。すでに刊行記念イヴェント第2弾の青山ブックセンター本店でのイヴェントでも同作品の分析がなされましたが、それのヴァージョンアップしたものが展開されるはず。

【重要!】上記のウェブには掲載されていませんが、重要なお知らせ。これは平倉さんからのお願いですが、ご来場いただく方はぜひ、このトークの前に『ゴダール・ソシアリスム』をご覧になってきてください。未見の方のご参加を排除するわけではむろんありませんが、事前に観ておいていただいたほうが驚きは強いはずです。

なお、小原真史さんの『カメラになった男 写真家 中平卓馬』も必見。浅田さんの作品評はこちらで読めます。
http://www.realtokyo.co.jp/docs/ja/4weeks/bn/4weeks_085/

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『ゴダール的方法』刊行記念イヴェントの第3弾として予定しておりました、photographers' galleryでのレクチャー「形式の摩滅──ロバート・スミッソン」ですが、すでにご案内の通り、延期となりました。おそらく初夏のころに、今度は別の「仕掛け」をご用意して開催するつもりです。どんな「仕掛け」か?──まだ言えません。乞うご期待!
http://www.pg-web.net/documents/event/2011/hirakura/index.html

【続報】インスクリプト全点フェア、5月8日まで

神田神保町の東京堂書店本店3階にて、現在開催中のフェア「インスクリプト全点フェア──造本を支える写真家、装幀家による選書とともに」ですが、5月8日(日)まで続きます。


写真家・港千尋さん、装幀家・間村俊一さん(および編集者2名)による選書の書目も棚に揃って参りました。選書コメント(+俳句!)掲載の特製パンフレット(A5判12頁)も配布中です。


また、間村俊一さんが発行人をつとめる同人誌『たまや』のバックナンバーも販売中。全ページ活版印刷。ほかの書店では入手不可能なレアアイテムです。この機会にぜひどうぞ。上の写真の右端に写っている『鶴の鬱』という本は、間村さんの句集です(角川書店、2007年。当然、装幀は間村俊一、全ページ活版印刷!)。これも書店さんでは見掛けない一冊のはず。



なお、東京堂書店はすでに通常通り20時までの営業に戻っております。

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3月28日(金)に開催されたトーク「アンサンブルとしての本、装幀」(港千尋+間村俊一)の模様。満員御礼。ご来場の皆様に多謝。