2010年12月31日金曜日

2010年12月27日月曜日

【ご案内】笹岡啓子写真展「VOLCANO」、1月15日から

小社より写真集『PARK CITY』を刊行しております写真家・笹岡啓子の写真展が開催されます。新宿2丁目の新設ギャラリーのオープニング展です。

会場の「KULA PHOTO GALLERY」photographers' galleryの向かいの部屋。これまでは「IKAZUCHI」という名称でphotographers' galleryのサブギャラリーとして使われていたスペースです。今後の展開に期待しましょう。

──────


笹岡啓子写真展
「VOLCANO」


KULA PHOTO GALLERY
新宿区新宿2-16-11 サンフタミビル4F

2011年1月15日(土)〜2月27日(日)
12:00-20:00(月曜日休廊)

プレスリリースより:
《VOLCANO》は、笹岡啓子が活動の最初期から継続している「風景」のシリーズの最新作です。このシリーズは、2001年の自身初となる個展で《習作》として発表されて以来、《限界》、《観光》、《水域》、《CAPE》とタイトルを微妙に変化させながら、自然と文化の境域をめぐって試行錯誤が続けられてきました。「釣り人の後を追えば、必ずどこかの磯に出られるものだ」と語るように笹岡は、日本各地の海岸線や稜線を丹念に歩き辿りながら撮影してきました。その撮影は、何よりもまず天候に左右されるといいます。今回の撮影地は北海道・大雪山連峰の旭岳です。風でたなびく真っ白な噴煙、霧に溶け込む山の稜線、一瞬の日射しで開ける谷間が、わずかな気象の違いによって、その印象を大きく変化させていきます。

展示内容:Cプリント、500 x 500mm、10点

http://pg-web.net/kula/

2010年12月23日木曜日

【ご案内】平倉圭『ゴダール的方法』刊行記念イヴェント、第1弾

平倉圭著『ゴダール的方法』の刊行を記念して以下のイヴェントを開催いたします。先日の「SPECULA#6」が第0弾だとしますと、今回が第1弾。ぜひご参集ください。

★ご予約満席となりました。ありがとうございました。(1/6追記)

──────────

『ゴダール的方法』(インスクリプト)刊行記念
平倉圭×國分功一郎×千葉雅也 トークセッション
「ドゥルーズ・映画・ゴダール」

2011年1月22日(土)18:00開場/18:30開始(20:30終了予定)
ジュンク堂書店新宿店8階カフェ

ゴダールからドゥルーズへ、ふたたび。今日のゴダール読解に決定的示唆を与えたのは『シネマ2』のドゥルーズであり、それに決定的批判を加えているのが『ゴダール的方法』の平倉圭である。ただし、じつのところ、本書におけるドゥルーズのステイタスは微妙な振幅をみせている。ドゥルーズ研究のフロントを提示する國分功一郎と千葉雅也は本書をどう読み解くか。非映画研究者による『ゴダール的方法』集中討議。

★同店7階にて1月上旬より、ブックフェア「平倉圭=選 視‐聴覚的思考を更新するための50冊+α──『ゴダール的方法』のコンテクスト」も開催。

平倉圭(ひらくら・けい)
1977年生。芸術論、知覚論。現在、横浜国立大学講師。著書に『ゴダール的方法』(インスクリプト)。共著に『美術史の7つの顔』(未來社)、『ディスポジション』(現代企画室)。論文に「識別不可能性の〈大地〉——ジル・ドゥルーズ『シネマ2*時間イメージ』」(『思想』999号)ほか。今後の仕事として、“広い意味での「ダンス」の研究”に専心予定。
http://hirakurakei.com/

國分功一郎(こくぶん・こういちろう)
1974年生。哲学。高崎経済大学講師。著書に『スピノザの方法』(みすず書房、近刊)。訳書にガタリ『アンチ・オイディプス草稿』(みすず書房、千葉との共訳)、デリダ『マルクスと息子たち』(岩波書店)、ドゥルーズ『カントの批判哲学』(ちくま学芸文庫)ほか。朝日出版社より2冊目の著書を、また『思想』にてドゥルーズ論連載を準備中。
http://ameblo.jp/philosophysells/
http://twitter.com/lethal_notion

千葉雅也(ちば・まさや)
1978年生。哲学、表象文化論。日本学術振興会特別研究員PD、高崎経済大学非常勤講師、東京藝術大学非常勤講師。訳書にガタリ『アンチ・オイディプス草稿』(みすず書房、國分との共訳)。最新の論考は「インフラクリティーク序説」(『思想地図β』1号)。東京大学に博士論文「動きすぎてはいけない──ジル・ドゥルーズと哲学のエコノミー」(仮題)を提出予定。
http://www.masayachiba.com/
http://twitter.com/masayachiba

入場料:1000円(1ドリンク付き)
定員:50名
予約受付はジュンク堂書店新宿店7階レジカウンター、あるいはお電話にて(新宿店:03-5363-1300)。

http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk-shinjyuku.html#20110122shinjuku

2010年12月18日土曜日

【ご案内】平倉圭『ゴダール的方法』特別先行発売


平倉圭『ゴダール的方法』の見本が出来ました。

そして、本日12月18日(土曜日)よりTOHOシネマズシャンテにてゴダール最新作『ゴダール・ソシアリスム』が公開されます。ぜひ劇場にお駆けつけください。『ゴダール的方法』のアーギュメントにダイレクトに接続する作品です。



書店店頭に並ぶのは12月25日以降ですが、映画公開にあわせ、新宿2丁目のギャラリー「photographers' gallery」にて、本書の特別先行発売をいたします。すでに納品済みですので、直接ギャラリーにお越しいただくか、あるいは、規定のフォームよりお申し込みください。特別送料210円です。詳細はこちら:

http://www.pg-web.net/shop/hirakura.html

先行販売にあたって寄せた拙文を転載いたします。

《本書『ゴダール的方法』は、著者の博士論文(東京大学)が元になっていますが、そもそもその「パフォーマティヴな性格を決定づけた」(本書「あとがき」より)のは、2007年春にphotographers' galleryにて開催し、多くの評判を頂戴した連続講座「ゴダール・システム」(全3回)です。そのレクチャーは、ゴダールが映画を作る──音‐映像を繋いでいく──作業から何を立ち上げようとしているのかを、もういちど擬似的な「編集台」のうえに戻して、0.1秒オーダーで注視し、解明していこうとするものでした。「再編集」とも言い得ようその映画(分析)の経験は、「レクチャー」という形式をとったパフォーマンスを通じて、ゴダール‐平倉‐オーディエンスへと橋渡しされ、「目撃」の場を発生させました。そして、目撃、すなわち見て‐聴いてしまったという不可逆な経験の裏面に貼り付いてやまぬ、「見逃し‐聴き逃し」の潜在をめぐる理路を考察したのが、やはりこのギャラリーの機関誌、『photographers’ gallery press no.7』(2008年)に掲載された論考「バッド・リスニング──ゴダール‐ゴランと複数の顔/音」です。ゴダールの映画を見る‐聴くという経験が、私たちの知覚をその臨界へと導いていく──それが、平倉ゴダール論のアルファにしてオメガです。レクチャーに参加いただいた方も、論考をお読みになった方も、むろんそうでない方も、その後おおきく発展した平倉ゴダール論の全貌を、そしてその最終的な「結論」を、書物『ゴダール的方法』にて「目撃」いただきたいと思います。》

2010年12月8日水曜日

【近刊】平倉圭『ゴダール的方法』、12月25日発売予定

今し方すべて校了いたしました。というわけで、出ます。もう出ます。本当に出ます。

——————————

平倉圭著
『ゴダール的方法』


HIRAKURA Kei, GODARD'S METHOD(S)

ハイ・レゾリューション・ゴダール!

その音‐映像を0.1秒オーダーで注視せよ。
高解像度の分析によって浮かび上がる未聞のJLG的映画原理。
映画史=20世紀史を一身に引き受けようとするゴダールは、映画に何を賭しているのか?
そして21世紀のゴダールはどこへ向かうのか?
映画論の「方法」を更新する新鋭の初単著。ゴダールとともに、知覚経験の臨界へ!


《ゴダールの映画にもまた、そのような「新たなる視聴」の誕生を促す高解像度のスタイルがあると言うことができるだろう。本書はいわば映画の「新しい観客」としてふるまい、ゴダールの映画をデジタル編集台で操作・変形することで分析の解像度を更新しようとしている。私たちは編集台に接続し、高解像度ゴダールの経験に突入する。そして他人の映画をヴィデオテープやDVD、あるいはネット動画から引用して再編集してしまうゴダールの映画のなかには、私たちがそのような「新しい観客」としてふるまうことを押しとどめるいかなるものも存在しない。》(本書序章より)

2010年12月25日発売予定

A5版上製336頁
装幀:間村俊一
装幀用図版:『ゴダール・ソシアリスム』(ジャン=リュック・ゴダール監督作品、2010年)
定価:本体3,200円+税
ISBN978-4-900997-31-8

▼目次

序章 新たなる視聴
 1 思考  2 方法  3 来歴
第1章 結合
 1 正しさ   2 〈と〉と失語   3 実例教育
第2章 問いと非応答
 1 ミキシング   2 非応答   3 問い=拷問
第3章 見逃し、聴き逃し
 1 複数の顔   2 複数の視‐聴   3 こことよそ
第4章 類似
 1 ディゾルヴ   2 ダイアグラム   3 分身
第5章 受苦と目撃
 1 記憶喪失   2 受苦   3 目撃
再圧縮
あとがき/英文梗概/フィルモグラフィー/索引

▼著者

平倉圭(ひらくらけい)
1977年生。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。専門は芸術論、知覚論。美術家としても活動をおこなう。現在、横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程講師。著書(共著)に『美術史の7つの顔』(未來社、2005年)、『ディスポジション——配置としての世界』(現代企画室、2008年)。論文に「識別不可能性の〈大地〉——ジル・ドゥルーズ『シネマ2*時間イメージ』」(『思想』999号、2007年)ほか。http://hirakurakei.com/

——————————

▼Errata

*110頁、ダイアグラム7、左列:上から9番目の図版を、上から7番目の場所に移動。
*145頁、註10、149頁、註21、169頁、註38:「ある映像の調査」→「ある映像についての調査」
*208頁、4行目:「その間の「灰」」→「その間に「灰」」
*221頁、註46、3行目:「二〇〇五」→「二〇〇五年」
*321頁(xiii頁、フィルモグラフィー):「Six fois deu」→「Six fois deux
*327頁(vii頁、索引):「蓮實重彦 99, 294」→「蓮實重彦 99, 128, 294」


——————————

刊行記念イヴェントも計画中。乞うご期待。とりあえずは、何を差し置いても、まずは、以下を。今週末! 『ゴダール的方法』刊行記念プレイヴェント……ではありませんが、そうお考えいただくのも自由です。

* * *

【以下のイヴェントは終了いたしました。ご来場の皆様に深謝。】

スペキュラ 21世紀芸術論
SPECULA #6「群れと変容」
平倉圭
+池田剛介・千葉雅也

2010年12月11日(土)14時〜17時
東京藝術大学 上野キャンパス 美術学部 中央棟1F 第一講義室
入場無料

《群れについて考えたい。そして自己の変容可能性について。個体には群れのようなところがある(幼児の身体はばらばらに動いてまとまりがない)。群れには個体のようなふるまいがある(舞い降りるムクドリたちは大きなひとつの影のようだ)。両者を通底させることは論理的な誤りを含む。だがその誤りを通して、おそらく自己の変容が実行される。観察から出発する。》

http://www.geidai.ac.jp/labs/specula2010/

★当日、『ゴダール的方法』の予約販売受付をいたします。会場で配布いたします用紙にご記入いただければ、(1)書店店頭に並ぶより先に、かつ、(2)割引価格でお届けいたします(代引き)。ぜひ。