2009年4月30日木曜日

リヴァ×ボドロ対談@BIFI

つづいてはリヴァ通信。

http://www.bifi.fr/public/ap/article.php?id=297

フランスの「映画文献図書館」(Bibliothèque du film/BIFI)のウェブサイトに、エマニュエル・リヴァとシルヴェット・ボドロの対談記事がupされています。フランスでのリヴァさんの写真集刊行と展覧会(情報はこちら)を受けての掲載ということのようです。(念のため申し添えますと、ボドロさんというのは、『ヒロシマ・モナムール』のスクリプター[記録係]です。80歳を超えた現在も現役で、先日のパリでのリヴァ写真展を欠席されたのも、ポランスキー最新作の撮影があったからだそうです……。)

今回のフランス版写真集/展覧会をめぐっては、以前ご紹介した「リベラシオン」以外にも当地の各紙誌で記事が掲載されていますが、それらのご紹介はちょっと省略します。フランス語ですし(訳す気力も時間もないです)。ただ、上記のBIFIの対談はよろしければクリックしてみてください。撮影当時の経緯をたどる(撮影というのは映画と写真、両方のこと)という趣旨で、リヴァさんの写真とボドロさんの日記アルバム帖とを前にして、お二人が気ままにしゃべっています。ボドロさんの日記帖は、「コラージュブック作品」と言いたくなるような、たいへんきれいで、そして細かく記録されているものなのですが(シネマテーク・フランセーズに寄託されています)、対談中にリヴァさんが思い出せないことがあると、ボドロさんが日記帖をめくって正確を期す、なんていう微笑ましい(……のか?)場面も。話の内容は、小社刊行『HIROSHIMA 1958』に収録したリヴァさんインタビューと重複する部分も多いので省略しますが(訳す気力も時間もないです)、添えられている写真図版だけでもご覧ください。上記『HIROSHIMA 1958』にもフランス版『Tu n'as rien vu à Hiroshima』にも掲載されなかった写真も含まれています。クレジットが無い写真はリヴァさん、「Album Sylvette」と添えられているのはボドロさん──ただし、対談でも言及されているように、スタッフたちとカメラを交換して“撮り合い”していたので、じつは誰が撮ったのか分からない、というものもあるようですね。

2009年4月29日水曜日

『エル・スール』@NHK「週刊ブックレビュー」







(走査線が見えていたり、フレーミングが変だったりしますが、そこは突っ込まないでください……。)

というわけで、先週土曜日(4月25日)放映のNHKBS「週刊ブックレビュー」で、『エル・スール』(アデライダ・ガルシア=モラレス著)が紹介されました(記録はこちら)。「書評する人」は、富岡幸一郎・西加奈子・和久井光司の3氏。『エル・スール』の選出は西さんです。

映画の話になるかと思ったらそうでもなく(エリセの名前すら出なかった)、小説じたいの「合評会」になっていました。冒頭で「お父さん」と語りかけられて以降結末まで、この小説は「あなた」という二人称へと宛てられた回想記として綴られるが、その「あなた」とは、(不在の)父親というだけではなく、愛されえたはずの自らの少女時代(の喪失)をも含意しているだろう──という西さんのご指摘が印象的でした(いや、もっとフランクに喋られていましたが……)。司会の藤沢周さんが訳文(野谷文昭・熊倉靖子訳)を賞賛くださり、それもたいへんありがたく。

いちおう、以上簡単にご報告。エル・スール通信でした。

2009年4月28日火曜日

『エル・スール』大阪再上映決定@第七藝術劇場

今週末より、東京・下高井戸の映画館、下高井戸シネマにて、ビクトル・エリセ監督作品『エル・スール』『ミツバチのささやき』が上映されますが、大阪の第七藝術劇場での上映も決定した模様です。劇場ウェブサイトの上映予定のページに「6月公開予定」とあります。詳細スケジュールが公表されましたら、当欄でもお伝えいたします。小社刊の原作小説『エル・スール』も好評発売中です。



先週土曜日のNHKBS「週刊ブックレビュー」にて、作家の西加奈子さんが『エル・スール』を紹介されました。こちらをご参照。この件はまたあらためて。

以上、エル・スール通信でした。

2009年4月23日木曜日

明日より『エル・スール』上映@山口

既報済みですが、明日金曜日から日曜日までの3日間、山口情報芸術センター(YCAM)にて、『エル・スール』と『ミツバチのささやき』が上映されます。それぞれ1日1回の上映です。スケジュールなど詳細は、上記のリンク先でご確認下さい。

『小島一郎写真集成』紹介@「しんぶん赤旗」



2009年4月19日(日曜日)付の「しんぶん赤旗」読書欄にて、『小島一郎写真集成』が紹介されました。「東北の風土にこだわり、厳しい自然環境のなかで生き抜く人々をドラマチックに写しだした写真家の作品集。一九五〇、六〇年代の一面がモノクロ写真で鮮烈に刻み込まれています。」以上、お知らせまで。

2009年4月21日火曜日

久米宏vs.エマニュエル・リヴァ

「vs.」ってことはないんですが。

久米宏さんが小社刊行『HIROSHIMA 1958』(写真:エマニュエル・リヴァ)を手に広島の街を歩かれたという話をラジオ番組でされていた件については既報済みですが、そのさいに久米さんが撮られた広島の写真が「久米宏プライベートサイト」内の日記に掲載されています(先週土曜日にupされた模様)。

http://www.kumehiroshi.jp/radio.html#16

1958年にリヴァが撮った同じ場所を訪ね当てておられます。タクシーの運転手の方が協力されたみたいですね。なかなか難しい場所まで探し出しています。労作(なんですが、出版社名くらい出しましょうよ、久米さん……)。後半は新球場観戦。カープ負けましたか残念でした。

「この写真集のように、何か独自ネタを用意して街を散策するのは楽しい」とのこと、『小島一郎写真集成』をお送りしてみましょうか、青森走って同じ場所探してくれるかしら──「街」じゃないけど。

2009年4月20日月曜日

『エル・スール』紹介@『まいにちスペイン語』5月号

NHKラジオのテキスト『まいにちスペイン語』5月号の「information」欄に、小社刊行『エル・スール』が紹介されています(無署名記事)。「映画の印象を裏切らない静ひつなトーン、文字の並びも装丁も美しい一冊」。

小説ついでで申し添えると、同誌では4月号から柳原孝敦さんが「愉悦の小説案内」の連載を始められていますね。前回は『百年の孤独』、今回は『精霊たちの家』──王道ですな。

RIP JGB

2009年4月19日日曜日

機械


横浜、4月19日16時〜18時

こんなことしている時間はないのだが、さりとて見逃す訳にはいくまい。ミーハー言うな。

銅の家


都内某所、4月19日14時

『エル・スール』書評@読売新聞(井上荒野さん)


本日(2009年4月19日)発売の読売新聞、朝刊読書欄にて、小社刊『エル・スール』(アデライダ・ガルシア=モラレス著、1890円)が書評されています。評者は、作家の井上荒野さん。後半を引用──

エピソードの一つ一つが、不思議な色に輝く宝石のようだ。平明な淡々とした文章で、驚くほど深遠な情景が眼前に展開する。人間というもののどうしようもなさ、それを抱えて生きていくしかない切なさ。ひとりの死んだ男の物語であり、ひとりの少女が生きて行く物語。

いずれ同紙のサイトで全文がupされると思います。【追記(4月20日)】公開されました。→こちら

2009年4月17日金曜日

リヴァ展@パリ、初日の模様

展示会場@パリ日本文化会館フォワイエ。

展示会場。右端がエマニュエル・リヴァ。

上映後の挨拶@大ホール。
左:ドミニク・ノゲーズ、右:リヴァ

写真3点とも撮影:港千尋
Photos above by Chihiro Minato (C) 2009

初日は大盛況だった由。明日土曜日までです!

2009年4月15日水曜日

『エル・スール』書評@『本の雑誌』(山崎まどかさん)

『本の雑誌』最新号(2009年5月・草むしり早弁号/No.311)の、「新刊めったくたガイド」欄で、山崎まどかさんが、小社の『エル・スール』を取り上げています。いずれウェブにも転載されると思いますが、一部を引用──

(…)小説によって明らかになるのは映画の結末のその後だけではない。あまりに静謐で美しいエリセの光のもとでは見えなかった、少女の「父の娘」としての痛ましさを読者は知ることになる。(…)父を救えなかったアドリアナが、せめて父が南に残した愛の結晶を守ろうとするラストは、少女の指で傷痕をなでられたような余韻を残す。

『エル・スール』東京再上映決定@下高井戸シネマ

『エル・スール』(ビクトル・エリセ監督作品、1983年、ニュープリント)の東京での再上映が決定しました。5月、下高井戸シネマにて、『ミツバチのささやき』(1973年)との連続上映です。

『ミツバチのささやき』
・5月2日(土)〜8日(金):11時
・5月18日(月)〜23日(土):21時15分
『エル・スール』
・5月9日(土)〜15日(金):11時
・5月25日(月)〜30日(土):21時15分
入場料金は、一般・大高生1300円、中学生以下・シニア1000円。詳細は劇場サイトをご確認ください。

上記2作品は、明後日金曜日まで大阪・梅田ガーデンシネマにて上映中です。来週末には山口で上映されます。詳細はこちら。ご近隣のかたはどうぞお見逃しなく。

小社から原作小説『エル・スール』(アデライダ・ガルシア=モラレス著、1890円)を発売しております。こちらもぜひどうぞ。



まぁこ(以下略)

「未決の記憶」──エマニュエル・リヴァ・インタヴューほか@「リベラシオン」紙

14日よりパリ日本文化会館にてエマニュエル・リヴァ写真展が始まっているのは昨日ご案内いたいましたが、13日の「リベラシオン」(フランスの日刊紙)に、関連記事が掲載されました。実物は手にできていないのですが、ウェブに転載されていますので、とりいそぎ情報のみご紹介。

Du documentaire à la fiction, par Brigitte Ollier(「ドキュメンタリーからフィクションへ」:ブリジット・オリエによるリード文/WebCite
Revoir Hiroshima, Interview recueilli par Brigitte Ollier(「ヒロシマ再訪」:オリエによるエマニュエル・リヴァ・インタヴュー/WebCite
《La bombe a photographié la mort》(「“原爆が死を写した”」:『リベラシオン』紙によせたリヴァの覚書き抜粋/WebCite

「覚書き」の一節(拙訳。やや意訳)──

「人生が打ちつけてくるものをつねにあらたに受け止めうるよう、記憶を開いておくこと。未決のままの記憶。その記憶が、鏡のようにはたらくとき、不意に、真の〈イマージュ〉を私たちに差し向けるのだ。」



まぁこういう事があ(以下略)

2009年4月14日火曜日

リヴァ写真展@パリ、本日より土曜まで

先般ご案内のとおり、本日4月14日(火)より18日(土)までの5日間にわたって、フランスのパリ日本文化会館にて、エマニュエル・リヴァ写真展+映画上映企画が開催されます。初日の14日にはリヴァさんご本人の舞台挨拶も予定されています。在パリ、もとい在仏、もとい在EUの皆さまにおかれましては、ぜひご参集のほどを。上映プログラムなど詳細はこちらをご確認ください。

まぁこういう事があると寡黙を保っ(以下略)

2009年4月13日月曜日

久米宏、『HIROSHIMA 1958』を手に広島を訪れる、の巻

ある方から教えていただいたのですが、「久米宏 ラジオなんですけど」(TBSラジオ)の先週土曜日(4月11日)の放送で、小社刊行のエマニュエル・リヴァ写真集『HIROSHIMA 1958』に久米さんが言及していた、との情報。音源がポッドキャスティングで提供されていましたので、聞いてみました(MP3ファイルはこちら)。久米さんご出身広島でしたっけ!?と思ったら、そうかカープファンでしたね。何の話してんの?って感じにフリーダムなトークですが(褒めてますよ)、当該トピックは9分すぎから。番組プロデューサーの方が久米さんに写真集を渡してくださったそうで、カープ戦観戦で広島を訪れた日の日中に久米さんが、市街を回って何をされたのか……、その続きは、どうぞ上記のポッドキャストでお聞きになってみてください。(ちなみに、映画DVDは「700円とか800円とか1000円」では買えません。久米さん、適当です! あと、「転載」のさいは小社まで許諾申請くださいね!)

広島市民球場今昔については、こちらもご参照。



まぁこういう事があると寡黙を保っているわけにもいかない次第で。

2009年4月11日土曜日

『エル・スール』紹介予定@週刊ブックレビュー

2009年4月25日(土)放送予定のNHKBS「週刊ブックレビュー」で、小社刊行『エル・スール』が取り上げられます。番組サイトの「次々回放送予定」欄をご参照。「書評する人」は西加奈子さん(作家)です。とりいそぎ、速報。

2009年4月10日金曜日

TGIF???



原稿の、束……。当欄は、しばし寡黙な方向で参ります、たぶん。

2009年4月9日木曜日

田本研造──函館港湾・水道工事の記録

http://pg-web.net/home/next/next.html

photographers' gallery press no. 8発売記念企画
田本研造──函館港湾・水道工事の記録
photographers' gallery
2009年5月8日(金)〜6月7日(日)
12:00〜20:00 会期中無休
協力/土木学会附属土木図書館

なんと! こちらもご参照。田本特集の『photographers' gallery press no. 8』は「5月初旬刊行予定」の由。期待してます。



同時代の写真としては、以下の展覧会も要注目。

夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史
II.中部・近畿・中国地方編

東京都写真美術館・3階展示室
2009年3月7日(土)〜5月10日(日)
詳細はこちら

フロアレクチャーやワークショップに合わせて見ると良いかも。(私、まだ行けてません…)

ちなみに、一連の「夜明けまえ」を手掛けられている学芸員・三井圭司さんによるウェブログはこちら第1弾(関東編)のさいには、そのみっちゃん三井さんが、『未来』2007年6月号(No.489)に「イメージとピースの間で──古写真を観つづけるために」という文章を寄せられています。標題の通り、写真のマテリアルな側面に注目した論考(エッセイ?)です。古写真はモノあっての物種だね、というお話。ご参考までに。

アンドレ・バザン『映画とは何か』はじつは品切れになっている!……と思ったら、在庫あるようです。

http://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/book_data/search/9784621080344.html

いつのまに? 紹介しないで黙ってれば良かったか。

ビブリオにバザンを入れるときには丸善版に修正したほうがusefulだろうと思ったら、どのみち品切れなのだから、昔の美術出版社版のままで良さそうです。(>著者各位)

ちなみに、こまったことに、1958年〜63年に出た4巻本の原著はフランス本国でも入手困難。現在流通しているCerf版(76年刊行、99年再刊)はセレクションです。ご参考までに。

【追記(4月15日)】さきほど上記リンクを見たところ、在庫アリ、に変わっていました。それはなにより。ついてはエントリータイトルを補足しておきます。

『アンフォルム』

http://www.artscape.ne.jp/artscape/blogs/blog2/2009/04/post_103.html

イヴ=アラン・ボワ+ロザリンド・クラウス著『アンフォルム──無形なものの事典』加治屋健司+近藤學+高桑和巳訳、月曜社)、ついに刊行の由。「校正が終了」の段階ですから、発売はもう少し先かと思われますが、いずれ版元のサイトに予告が載ることでしょう。

ちなみに、刊行されたばかりの宮崎裕助著『判断と崇高──カント美学のポリティクス』知泉書館)の第四章「吐き気」でも、この『アンフォルム』が論及されています。『SITE ZERO/ZERO SITE』0号に載った論文が元になっていますが、メニングハウスやハーマッハーらのアーギュメントまで、クレヴァーな論点整理がされていたと記憶しております。ご参考までに。

『小島一郎写真集成』第3刷出来


『小島一郎写真集成』(青森県立美術館監修、2009年1月刊、3990円)の第3刷が本日出来上がりました。品薄状態になっておりましたが、今週末より各書店店頭にまた並び始める見込みです。(↑の写真は出荷作業の模様。)ぜひお求め下さい。

2009年4月7日火曜日

小島一郎ポストカード


青森県立美術館での「小島一郎」展のグッズとして制作された、ポストカードと複製印刷ですが、東京ではブックファースト新宿店さんにて現在でもお取り扱いしております。写真集コーナーにて、『小島一郎写真集成』(小社刊)、『INOUE SEIRYU / KOJIMA ICHIRO』(RAT HOLE刊)の2冊に並べて、置いてあります。美術館のミュージアムショップでは品切れとなっており、数が限られています。ぜひこの機会にどうぞ。ポストカードは1枚150円、複製印刷は1点3000円です。店頭在庫についてはブックファースト新宿店さんまで、商品内容にかんしては制作元であるバランテック美術工房さんまで、お問い合わせください。

『心ふさがれて』紹介@『群像』5月号「海外文学最前線」(野崎歓さん)

本日発売の『群像』最新号(2009年5月号)の特集「海外文学最前線」にて、マリー・ンディアイ『心ふさがれて』(笠間直穂子訳、小社刊)が取り上げられています。野崎歓さんが「現代フランス小説ベスト10」として、ウエルベック『素粒子』からラヒーミー最新作(こちらご参照)まで並ぶ中でピックアップ。曰く、「ンディアイ──悪意の詩学」。冒頭を引用──

あくまで家族や個人のレヴェルで物語を展開しながら、眩惑的な文章の力によって、何か底知れぬ悪やヴァイオレンスの影を作中に呼び込んでしまう。そんな空恐ろしい文体の持ち主がマリー・ンディアイである。愛読する作家のひとりにルース・レンデルの名前を挙げるだけあって、ンディアイの想像力はとりわけ、他者の秘めた悪意のしるしに敏感だ。(…)

この特集は地域・言語ごとに9人の方によるブックガイドです。未訳本も含まれていますが、各社から邦訳が出そうな感じもしますね。目次は上掲の同誌ウェブページでご確認ください。

2009年4月6日月曜日

『表象03』


いずれ月曜社のサイトにも目次は載るでしょうが、大西巨人にポール・ド・マン! 前者の新作、後者の新訳、たいへん楽しみにしております。

(追記:載りました。→こちら

2009年4月5日日曜日

『HIROSHIMA 1958』『小島一郎写真集成』@『フリースタイル』(飯沢耕太郎さん・山田宏一さん) 


20ヶ月ぶり(!)、判型も変えての刊行となった『フリースタイル』最新号(第8号)にて、「One, Two, Three!」という新コーナーが始まっています。「〈本、映画、漫画、音楽〉という4つのジャンルから“ベスト3”を選ぶ新コーナー。ジャンル別に3本ではなく、どう選ぶかは選者次第。今号は〈2008年11月15日から2009年2月15日〉に発売・公開のものが対象となる」という趣旨なのですが、飯沢耕太郎さん(写真評論家)と山田宏一さん(映画評論家)が、小社の出版物をピックアップされています。飯沢さんは、

最近出た写真集で気になるものを拾ったら、何とも“渋い”ラインナップになってしまった。たしかにこのところ(…)いわゆる「赤々舎ライン」の若手写真家の活躍が目立つのだが、それとは別に日本の戦後写真史を再構築する試みもあらわれてきた。インスクリプトの2冊はそんな写真集。(…)

ということで『HIROSHIMA 1958』『小島一郎写真集成』を、山田さんは、

豪華な写真集、図版中心のヴィジュアル本とだけは言いがたく、文章の部分もじつに面白く、見ごたえ、読みごたえのある三冊です。立ち読み不可能、内容は深い。(…)

ということで『HIROSHIMA 1958』を挙げられています。ちなみに山田さんの残りの2点は、『ロベール・ドアノー写真集 パリ』『レイ・ハリーハウゼン大全』(「映画ファン必携、必読の書。すばらしいのなんのって」ってそうですかそうなのですかぜんぜんノーチェックでしたすみませんでした)。

そのほかの回答者のラインナップなど、同誌の目次はサイトにてご確認ください。山田さんと和田さんの連載、いいですねー。バックナンバー情報はこちら

ついでに、編集長のウェブログはこちら。そうか、『都筑道夫 ポケミス全解説』もこの版元だったんですね。

2009年4月4日土曜日

『エル・スール』上映中@大阪

本日より、大阪の映画館、梅田ガーデンシネマにて、ビクトル・エリセ監督作品『エル・スール』(1983)の上映が始まっています。『ミツバチのささやき』(1973)とあわせて、ニュープリント上映。詳細は劇場のサイトをご確認ください。会場では、小社刊行の原作本『エル・スール』(アデライダ・ガルシア=モラレス著)も販売しております。関西方面のかたはぜひこの機会にどうぞ。

2009年4月3日金曜日

『みすず』4月号


というわけで、『みすず』2009年4月号表紙は、港千尋『レヴィ=ストロースの庭』(NTT出版)からでしたね。

2009年4月2日木曜日

高野文子挿絵展「ねたあとに」

というわけで、ついでに打ち合わせに打ち合わせのついでにちょっとだけ寄ってまいりましたが、必見。今日まででしたが。




たしかに、新聞連載小説の挿絵というのは、小説が単行本化されるさいにはふつうオミットされてしまうので、そういう意味ではたいへんもったいないですよね。今回のなど、挿絵だけで一冊作ってしまえば良いのに(もちろん全ページカラーで)、と思いましたよ、朝日新聞出版さん。ポストカードなんていうのもアリです。

港千尋個展+活字展示@台北


明日4月3日より、台北の新設ギャラリー「1839當代藝廊」にて、写真家・港千尋さんの個展が開催されます。「最後の活版鋳造所の協力も得て、組版の展示も実現することになりました。4月3日にオープニング、4日にトークショウです。」とのことです。(飛行機代の意外な安さに驚いて思わず行ってしまおうかと思ったら、パスポートの期限が切れてました……。それ以前に、当方目下多事多端でして……。)

展出主題:第三自然 - 痕跡.記憶.無意識 (The Third Nature from Trace to Memory)
藝術家:港千尋 (Chihiro Minato) 攝影及活版文字 個展

展覽期間:2009/4/3 (五) ~ 5/7 (四)
開幕茶會:2009/4/3 (五) 19:30
簽書會:2009/4/4 (六) 14:00~14:30
座談會:2009/4/4 (六) 14:30~16:30

1839當代藝廊:
(10696) 台北市大安區延吉街120號地下樓 (請由126巷進入)

藍線捷運:
國父紀念館站2號出口 (右邊第2條巷口直行至延吉街)
忠孝敦化站3號出口 (往明耀百貨直行至西雅圖右轉延吉街)
公車站名:阿波羅大廈 (忠孝東路4段)


以上、Mon pays natalよりコピペさせていただきましたが、「1839とは何?」ってそんなクイズみたいな試験はイヤです、管先生(ていうか、簡単すぎです)。

小島一郎展担当学芸員インタビュー@artscape


ウェブマガジン「artscape」の2009年4月1日号、「学芸員レポート」のコーナーに、「小島一郎:北を撮る──高橋しげみインタビュー」が掲載されています。インタビュアーは日沼禎子さん(国際芸術センター青森学芸員)、インタビュイーは高橋しげみさん(青森県立美術館学芸員)。「小島一郎展」(青森県立美術館、3月8日に終了)を振り返っての、展覧会企図をめぐる真率なご発言──どうぞご一読ください。

『小島一郎写真集成』第3刷、ただいま印刷中です。来週後半出来見込み。